スナップ・cPL

犬膵特異的リパーゼ検査用キット

 

膵炎は、様々な原因で活性化された膵酵素によって自己消化が起き、結果として膵臓やその他の主要な臓器に炎症と障害が引き起こされる病気です。短期間で軽快する軽症から、多臓器不全で死に至る重症までさまざまなケースがあります。

膵炎は診断が遅れると、ときに重症化し生命に関わることがあるため、初期診療が特に重要になります。しかし下痢、嘔吐、腹痛、元気消失などの臨床症状は他の消化器系の病気との鑑別がむずかしいケースが多く、初期や軽症例では診断が困難なことが少なくありません。

スナップ・cPLは、院内で迅速に膵炎の可能性を判定するための院内検査キットです。 検査結果が正常値であれば膵炎の可能性を除外できうること、高値であれば膵炎の可能性が否定できないことを迅速に伝えます。

 
SNAP cPL Test

10分で膵炎の可能性を迅速判定

早期に適切な治療を始めることで膵炎の予後改善に

 

  • ELISA技術 アイデックス独自の「2WAYフローシステム」採用
  • 実績・エビデンスともに豊富な犬膵特異的リパーゼ(cPL)を検出
  • 結果を、正常・高値の2パターンでお知らせ

 

※膵炎を確定するキットではありません。膵炎の診断は、他の疾病と同じく、病歴、身体所見、画像診断、Spec cPL検査値などの患者の詳しい評価に基づき、各患者について臨床的判断を行うことを強くおすすめします。

スナップ・cPLの試験成績

 

Spec cPLを用いて膵特異性リパーゼ濃度を測定した犬血清検体を、スナップ・cPLを用いて測定し、それぞれ「正常」又は「高値」の目視判定を行う。1検体につき、1人の測定者が1日に10測定、計3日間試験を実施した試験成績を以下に示す。

 スナップ・cPLのキット構成

 

  5テスト
 コンジュゲート 4.0ml
 デバイス 5個
 サンプルバイアル 5個
 トランスファーピペット 5本

 

貯法
2~8℃にて保存


使用目的
犬血清中の膵特異的リパーゼレベルの推定

 

スナップ・cPLの使用方法

 

*あらかじめデバイスとコンジュゲートを室温(15-30℃)に戻す。

1.
付属のピペットを用いて検体(血清)3滴をサンプルバイアル(以下バイアル)に分注する。コンジュゲートの入ったボトルを垂直に保ちながら、バイアルにコンジュゲートを4滴加える。
2.
バイアルのふたを閉め、3‐5回の転倒混和により検体を良く混ぜ合わせる。
3.
デバイス本体を水平に置き、バイアル中の検体全てをサンプル注入口に注ぐ。サンプルは反応膜を横切りアクティベートサークルの方向に流出する。
4.
サンプルがアクティベートサークルに達したら、完全に青色になる前にアクティベーターを押す。通過するのを待たないこと。このときアクティベーターが本体の基底部と水平になるまで完全に押し下げること。10分後に判定を行う。

 

検体についての注意

  • 検体は事前に室温(18-30℃)に戻しておくこと
  • 検査直前に採取、又は2-8℃で1週間以内の保存期間である血清を検体として使用すること
  • -20℃以下で長期間保存された検体は一度遠心した後、上澄(上清)を使用すること
  • 溶血した検体、黄疸性の検体、脂質が多く含まれる検体でも検査結果には影響を及ぼさない

 

判定方法

 

 

 

SNAP cPL Normal

正常(膵炎の可能性を否定できうるレベル)
サンプルスポットの発色がコントロールスポットよりも薄い場合。
(サンプルスポットが発色しない場合もある。)

 

SNAP cPL Abnormal
高値(膵炎の可能性を否定できないレベル)
サンプルスポットの発色がコントロールスポットと同程度又は濃い場合。

※サンプルスポットの発色がコントロールスポットの発色と同程度の場合は、特に慎重に判断すること

 

判定保留

注:判定保留の場合には再検査を行う。

  • バックグラウンドが発色し、結果判定が困難な場合
  • コントロールスポットが発色しない場合

 

膵炎の診断に当たっては、本キットの判定結果と臨床症状、その他の検査結果を統合して判断すること。本キットの結果のみを用いて膵炎の確定診断としないこと。