ショートカット


Colilert-18


   

水に含まれる大腸菌群と大腸菌の両方を、18 時間以内にで同時に検出します。

  • ISO 標準:コリラート-18/Quanti-Tray の方法は、水に含まれる大腸菌群と大腸菌を検出する世界的な ISO 標準です(ISO 9308-2:2012)。
  • 結果は 18 時間で確認可能:一晩培養した検体は、翌日の早い時間に結果を判定が可能です。汚染の問題が発生した場合には、ワークフローに大きな効果とスピードをもたらします。
  • 感度:流通システムの中で早期に大腸菌群を検出することで、バイオフィルムの形成および散発的な下流の汚染発生の抑制に役立ちます。
  • 特異性:不確実性と不必要な費用が増えてしまう不正確な偽陽性の結果により生み出される、誤った警告を大幅に抑制します。不確実性と不必要な費用につながる、不正確な偽陽性が引き起こす誤った警告を大幅に抑制します。
  • 検査室の効率:弊社の ISO 17025 認証および ISO 11133 準拠により、お客様の精度管理手順が簡略化されます。

お問い合わせ


概要

簡便
  • 使いやすさがトレーニングをシンプルにします。
  • 1 回分ずつ包装されているので、培地を準備するが必要ありません。
  • フィルターの目詰まりまたは従属栄養細菌の干渉による検査の繰り返しがありません。
  • 精度管理(QC)手順は 15 分で完了します。
迅速
  • 作業時間は 1 分未満。
  • 大腸菌群および大腸菌を 18 時間未満で同時に検出。
  • 確認の必要はありません。
  • ガラス器具の洗浄やコロニーの計数の必要はありません。
業務上の価値
  • 速く結果が得られるということは、汚染の拡大を防ぐためにより早く行動できるということです。
  • 偽陽性が出る確率が極めて低いことは、誤った警告が発生することが抑制されるために業務に大きな自信がもたらされ、不確実性と不必要な費用を抑制します。 
正確
  • 大腸菌を特定し、対象外の細菌のために不要な公示をする必要がありません。
  • 100 mL あたり最大 200 万の従属栄養細菌を抑制します。
  • 従来の方法で見られる主観的解釈を排除します。
  • 検体ごとに 1 個の生存大腸菌群または大腸菌を検出します。
経済的
  • 夜間および週末の業務を最低限に抑えます。
  • 室温で最長 15 か月保管可能です。

フレキシブル
 
品質保証
  • コリラート-18 の品質管理認証は、ISO 11133:20004 に準拠しています。
  • IDEXXの精度管理ラボは ISO 17025:2005 の認証を取得しています。 

サイエンス

仕組み

コリラート-18 は、大腸菌群および大腸菌を検出するために、弊社独自の特定酵素基質法(DST)の栄養指標物質 ONPG と MUG を使用します。大腸菌群はそのβ-ガラクトシダーゼ酵素を使用して、ONPG を代謝し、無色から黄色に変わります。

大腸菌はβ-グルクロニダーゼを使用して、MUG を代謝し、蛍光発色します。他の非大腸菌群のほとんどはこれらの酵素を持たないため、増殖や干渉することができません。他の非大腸菌群の中でもこれらの酵素を持つ菌群は、コリラート-18の特別処方されたマトリックスにより特定的に抑制されます。

このアプローチは、検出対象菌と非対象菌の両方の増殖を促す栄養豊富な環境を生み出す従来の培地とは異なります。非対象菌が増殖し、検出対象菌様を呈すると、偽陽性が出てしまいます。また、従来の培地では、非対象菌の増殖によって検出対象菌が抑制され、偽陰性の結果が出る可能性があります。従来の培地では非対象菌を抑制するために、高濃度の塩、界面活性剤や、検出対象菌を非意図的に抑制し、偽陰性の結果につながる可能性のある、一定の薬品がしばしば含まれています。

IDEXXの試薬は、Quanti-TrayQuanti-Tray/2000 との使用が検証され、承認されている唯一の試薬です。

使い方

 

コリラート-18 の使い方を見る


存否判定


ステップ 1

検体に試薬を添加し、35°C±0.5°Cで 18 時間培養します。

ステップ 2

結果を判定
無色=透明
黄色=大腸菌群
黄色/蛍光=大腸菌

定量検査


ステップ 1

検体に試薬を添加します。

ステップ 2

Quanti-Tray(1~200 個用)またはQuanti-Tray/2000(1~2,419 個用)に注ぎます。

ステップ 3

Quanti-Tray 用シーラーで密閉し、35℃±0.5℃の培養器内に 18 時間置きます(他の国では、規制要件によって温度の要件が異なる場合があります)。

ステップ 4:Quanti-Tray

Quanti-Tray-結果を判定します。

  • 黄色のウェル=大腸菌群
  • 黄色/蛍光のウェル=大腸菌
  • 陽性のウェルを数え、MPN 表を参照します。

ステップ 4:Quanti-Tray/2000

Quanti-Tray/2000-結果を判定。

  • 黄色のウェル=大腸菌群
  • 黄色/蛍光のウェル=大腸菌
  • 陽性のウェルを数え、MPN 表を参照します。

よくあるご質問

 

はい。コリラート-18 は、ISO 規格 EN ISO 9308-2 を取得しており、分析方法が指定されているパートAの微生物学的パラメータで認められている2種類の方法のうちの1つです。

はい。国際標準化機構(ISO)は、複数の試験管(最確数)を使用する方法に従った ISO 9303-2:1990 を廃止し、代わりに、コリラート-18/Quanti-Tray を使用して水中の大腸菌群および大腸菌を検出するための新しい世界的 ISO 規格 9308-2:2012 を発行しました。

ISOについて詳しく知る

はい。コリラート-18 は、飲料水中の大腸菌群および大腸菌検出および飲料水、源水、下水、汚泥中の大腸菌を検出するための方法として DWI に認められています。 

コリラート-18 は、大腸菌群/大腸菌を 1 個/100 mL から検出できます。

コリラート-18 の有効期限は製造日から 15 か月です。

粉末は白色から灰色がかった白色で、流動性の乾燥粉末です。コリラート-18 を水サンプルに添加した際に色がわずかに変わりますが、検査の「判定」には影響しません。粉末の色または性状に関するご懸念は、IDEXXテクニカルサービスにご連絡ください。

はい。存否(P/A)を確認するための検体は事前加温する必要がありますが、Quanti-Tray または Quanti-Tray/2000 を使用する検体は加温する必要はありません。P/A に関しては、検体の温度が 33℃~38℃になっていない場合、35℃の水槽内に 20 分間置くか、44.5℃の水槽内に 7~10 分置いてください。この事前加温の時間は 18 時間の培養時間の一部とみなします(加温後に培養時間スタートではありません)。

はい。菌の植え付けが済んだコリラート-18 の検体が不注意で 18 時間以上培養された場合、その結果はさらに 4 時間安定しています(最長培養時間 22 時間)。従属栄養生物は培養中に抑制されます。22 時間後の陰性の結果は有効ですが、コンパレータよりも濃い黄色または同等の場合は有効ではなく、再検査または検証の必要があります。

はい。Quanti-TrayQuanti-Tray/2000、または試験管法で定量化することができます。

はい。糞便性大腸菌群の手順に関しては、コリラート-18 の添付文書をご覧ください。

各施設での細菌バイオハザード物質の適切な廃棄については、地域、州、連邦の監督局にご確認ください。

直射日光を避けて、2℃~25℃で保管してください。

関連資料とツール

検査製品とその他製品

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製品情報

コリラート-18 (20 回分)
カタログ番号:WP020I-18

コリラート-18 (100 回分)
カタログ番号:Wp100l-18

コリラート-18 (200 回分)
カタログ番号:W200l-18

スナップパックと Quanti-Tray セットをご用意しています。

関連資料

IDEXXの水質検査製品群の多くの製品に対する参考資料および承認文書があります。下のリンクを選択して必要な文書を見つけてください。

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