IDEXXの腎臓の健康状態に関するソリューション
腎機能は、患者の全体的な健康状態を把握する上で極めて重要な役割を果たします。しかし、症状が現れていない状態で管理をするのは困難です。IDEXXの検査と技術により、患者の腎臓状態を明らかにし、確かな自信を持って早期介入と治療を行うことができます。
診断ソリューション
腎機能および治療管理の評価の両方に必要なツールが、患者の生涯を通してより良い結果につなげます。
早期に、より深い知見の提供を。
SDMAを習慣に
SDMAは院内または検査サービスにおいて、クレアチニン検査では見逃されてしまう軽度から中度の腎機能の低下をいち早く発見できます。1–3
化学検査プロファイルにSDMAを追加することで、患者の疾患の有無に関わらず、原発性の腎臓病や、合併症によって引き起こされる腎機能の低下の早期発見に大きな価値を発揮します。
リン過剰を未然に防止。
IDEXX FGF-23検査
IDEXX FGF-23検査は、慢性腎臓病（CKD）を患う猫におけるリン過剰の管理とモニタリングのためのまったく新しい手法です。現在、CKDを患う猫におけるIRISの治療提案でも推奨されています。4
IDEXX FGF-23検査は、確信を持って食事改善などの治療提案を行えるようにし、IIRIS CKDステージ1および2の猫における代謝性骨疾患の早期発見を可能にします。5,6
確かな根拠とともに
尿検査
尿検査と尿中蛋白/クレアチニン比（UPC）は、より詳しく腎臓の状態を把握するのに役立ちます。 尿比重により、腎機能のバイオマーカーを解釈する際に必要な腎機能や水和状態を知ることができます。UPCは、CKDの診断や治療に役立ちます。 尿検査をすることで、腎臓の健康状態について確かな根拠をもって、次のステップに進むことができます。
ツールとテクノロジー
患者に合わせた知見から個々のベースラインまで、IDEXXの進化し続けるツールとテクノロジーにより、院内または検査センターの結果と併せて自信を持った意思決定に必要なすべてを提供します。
すべての患者が異なるように、ベースラインも異なります。
ベットコネクトプラス
単独での検査結果は重要性が高いものの、比較対象が無いためにその価値は限定されてしまいます。そのため、定期的な腎臓の健康状態のモニタリングは、患者の疾患の有無や若年高齢に関わらず欠かせません。ベットコネクトプラスがあれば、患者ごとのベースラインの確立、傾向の特定、病歴の確認をすべて一ヵ所で行うことができます。
また、ベットコネクトプラスの鑑別診断にアクセスすることで、患者の結果の解釈におけるサポートや、最新の業界プロトコル、研究、出版物によるガイダンスを受けることができます。
グローバルサポート
IDEXXはあらゆる場面でお客様をサポートします。
いつでも 強力なサポートを提供
IDEXXが提供するサポートなら、相談が必要な時や今後のステップについて質問がある時に、グローバルネットワークを駆使して医療コンサルティングサービスへ簡単にアクセスできます。また、お住まいの地域のIDEXX専門家チームが一丸となって、事業サポートやワークフロー最適化のガイダンス、トレーニングの提供、新しいプロトコルの導入支援などを行います。
対面、電話、オンライン、またはオンデマンドで対応可能なサポートチーム、ならびに参考資料のクイックガイドは、以下でご確認いただけます。
対面でのサポート
獣医診断コンサルタント
頻繁に診療所を訪問し、個々のニーズに合ったサポートを提供します。
獣医師向け専門サービス
個々のニーズに合った医療アドバイスと教育を診療現場で提供します。
現場サポート担当者
ステップごとのガイダンスと現場でのトレーニングで、ワークフローの最適化を支援します。
電話とオンラインでのサポート
医療コンサルタント
医師会認定の専門家と直接会話できるライブ接続と、個々のニーズに合わせたガイダンスを提供します。
病理診断医
お客様の症例を一貫して担当する専門の病理学者が、直通電話またはメールで個別に対応します。
カスタマーサポート
検査サービス、検査依頼、検査結果の状況など、あらゆるご質問に対して真摯にお答えします。
オンデマンドでのサポート
IDEXXラーニングセンターでは、数百種類もの無料コースを提供しており、どのデバイスからでも、ご都合の良いタイミングで学習することができます。SDMAの重要性やCKDのステージ分類方法の学習のほか、SDMA検査の実施方法を説明した短く分かりやすい動画を視聴することも可能です。また、CEクレジットの取得も可能です。
参考資料
- Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Jewell DE.Comparison of serum concentrations of symmetric dimethylarginine and creatinine as kidney function biomarkers in cats with chronic kidney disease.J Vet Intern Med.2014;28(6):1676–1683. doi:10.1111/jvim.12445
- Nabity MB, Lees GE, Boggess MM, et al. Symmetric dimethylarginine assay validation, stability, and evaluation as a marker for early detection of chronic kidney disease in dogs.J Vet Intern Med.2015;29(4):1036–1044. doi:10.1111/jvim.12835
- Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Almes K, Jewell DE. Serum concentrations of symmetric dimethylarginine and creatinine in dogs with naturally occurring chronic kidney disease. J Vet Intern Med.2016;30(3):794–802. doi:10.1111/jvim.13942
- International Renal Interest Society. Announcement of changes to IRIS guidelines. Accessed February 8, 2023. www.iris-kidney.com/guidelines/guidelines_updates_2023.html
- Geddes RF, Elliott J, Syme HM.The effect of feeding a renal diet on plasma fibroblast growth factor 23 concentrations in cats with stable azotemic chronic kidney disease.J Vet Intern Med.2013;27(6):1354–1361. doi:10.1111/jvim.12187
- Geddes RF, Biourge V, Chang Y, Syme HM, Elliott J. The effect of moderate dietary protein and phosphate restriction on calcium-phosphate homeostasis in healthy older cats. J Vet Intern Med.2016;30(5):1690–1702. doi:10.1111/jvim.14563