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Colilert


   

コリラートは、大腸菌群と大腸菌の両方を 24 時間以内に、検出し定量化します。

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概要

実績
  • 米国内での使用に承認済みで、世界 20 か国以上で承認または受け入れられています。 
  • 毎年世界中で、数百万の検査に使用されています。

簡便
  • 使いやすさがトレーニングをシンプルにします。
  • 1 回分ずつ包装されているので、培地を準備するが必要ありません。
  • フィルターの目詰まりまたは従属栄養細菌の干渉による検査の繰り返しがありません。
  • 精度管理(QC)手順は 15 分で完了します。

迅速
  • 作業時間は 1 分未満。
  • 大腸菌群および大腸菌を 24 時間未満で同時に検出。
  • 確認の必要はありません。
  • ガラス器具の洗浄やコロニーの計数はありません。
正確
  • 大腸菌を特定し、対象外の細菌のために不要な公示をする必要がありません。
  • 100 mL あたり最大 200 万の従属栄養細菌を抑制します。
  • 従来の方法で見られる主観的解釈を排除します。
  • 検体ごとに 1 個の生存大腸菌群または大腸菌を検出します。
経済的
  • 夜間および週末の業務を最低限に抑えます。
  • 室温で最長 12 か月保管可能です。
フレキシブル

サイエンス

コリラートは、弊社独自の特定酵素基質法(DST)を使用して、大腸菌群および大腸菌を同時に検出します。2 種類の栄養指標である ONPG と MUG は、コリラートの主な炭素源で、大腸菌群の酵素β-ガラクトシダーゼ、大腸菌の酵素β-グルクロニダーゼによって各々代謝されます。

大腸菌群がコリラートで増殖するとβ-ガラクトシダーゼを使用して、ONPG を代謝し、無色から黄色に変化します。 

大腸菌はβ-グルクロニダーゼを使用して、MUG を代謝し、蛍光発色します。他の非大腸菌群のほとんどはこれらの酵素を持たないため、増殖や干渉することができません。他の非大腸菌群の中でもこれらの酵素を持つ菌群は、コリラートの特別処方されたマトリックス特定的に抑制されます。

このアプローチは、検出対象菌と非対象菌の両方の増殖を促す栄養豊富な環境を生み出す従来の培地とは異なります。非対象菌が増殖し、検出対象菌様を呈すると、偽陽性が出てしまいます。また、従来の培地では、非対象菌の増殖によって検出対象菌が抑制され、偽陰性の結果が出る可能性があります。従来の培地では非対象菌を抑制するために、高濃度の塩、界面活性剤や、検出対象菌を非意図的に抑制し、偽陰性の結果につながる可能性のある、一定の薬品がしばしば含まれています。

IDEXXの試薬は、Quanti-TrayQuanti-Tray/2000 との使用が検証され、承認されている唯一の試薬です。

使い方

 

コリラートの使い方を見る


存否判定


ステップ 1

検体に試薬を添加し、35℃±0.5℃で 24 時間培養します。

ステップ 2

結果の判定

  • 無色=陰性
  • 黄色=大腸菌群
  • 黄色/蛍光=大腸菌

定量検査


ステップ 1

検体に試薬を添加します。

 

ステップ 2

Quanti-Tray(1~200 個用)またはQuanti-Tray/2000(1~2,419 個用)に注ぎます。

 

ステップ 3

Quanti-Tray 用シーラーで密閉し、35℃±0.5℃の培養器内に 24 時間置きます(他の国では、規制要件によって温度の要件が異なる場合があります)。

 

ステップ 4:Quanti-Tray

Quanti-Tray-結果を判定します。

  • 黄色のウェル=大腸菌群
  • 黄色/蛍光のウェル=大腸菌
  • 陽性のウェルを数え、MPN 表を参照します。

ステップ 4:Quanti-Tray/2000

Quanti-Tray/2000-結果を判定します。

  • 黄色のウェル=大腸菌群
  • 黄色/蛍光のウェル=大腸菌
  • 陽性のウェルを数え、MPN 表を参照します。

よくあるご質問

 

直射日光を避けて、2~30℃で保管してください。

コリラートコンパレータは、色と蛍光の参照となる液体です。その使用目的は、最小の陽性と陰性の検査結果の識別を支援することです。

24~28 時間の培養後、コンパレータと同等かそれ以上の黄色または蛍光がみられた場合は、陽性と考えられます。

コリラート試薬粉末は白色から灰色がかった白色で、流動性の乾燥粉末です。試薬粉末の色または性状に関するご懸念は、IDEXXテクニカルサービスにご連絡ください。

はい。ただし陰性の場合に限ります。菌を植え付けたコリラートの検体が不注意によって 28 時間以上培養された場合、黄色ではないことが有効な陰性の結果となります。28 時間後に黄色がみられる場合は有効ではなく、検査を繰り返すか、検証が必要です。

はい。ただし陽性の場合に限ります。菌を植え付けたコリラートの検体で、24 時間以内にに大腸菌群および大腸菌に陽性を示したものは、大腸菌群および大腸菌ともに有効な陽性の結果です。大腸菌群に関してのみ 24 時間以内に陽性を示した検体は、大腸菌群に関して有効な陽性の結果です。しかし、大腸菌が存在しているか否かを判断するためには、さらに長く(最長 24 時間で、総培養時間が 28 時間を超えないように)培養する必要があります。

この試薬システムは、少なくとも 28 時間は大腸菌群以外の ONPG または MUG 陽性細菌を抑制するよう設計されています。培養時間が 28 時間を過ぎると、それらの細菌がコリラートの抑制システムを圧倒してしまい、ONPG または MUG と反応する可能性があります。培養時間が 28 時間を超えたときは、陰性の結果のみが有効となります。陽性の結果は必ず従来の手法で確認します。

はい。Quanti-TrayQuanti-Tray/2000、またはいずれの試験管法でも定量化することができます。

各機関での細菌学的バイオハザード物質の適切な廃棄については、各国の当局にご確認ください。

コリラートは、大腸菌群および大腸菌を 1 個/100 mL から検出できます。

コリラートの有効期限は、スナップパックフォーマット(100 mL)の製造日より 12 か月です。 

関連資料とツール

検査製品とその他製品

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製品情報

コリラート(20 回分)
カタログ番号:WP020l

コリラート(100 回分)
カタログ番号:WP100l

コリラート(200 回分)
カタログ番号:Wp200l

10 mL コリラート(100 回分)
カタログ番号:W100l

10 mL コリラート(200 回分)
カタログ番号:W200l

スナップパックと Quanti-Tray セットをご用意しています。

関連資料

IDEXXの水質検査製品群の多くの製品に対する参考資料および承認文書があります。下のリンクを選択して必要な文書を見つけてください。

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