IDEXX SDMA

SDMAの高値は、GFRの低下を示唆します

SDMAを使って、腎機能の低下を見つけましょう

  • SDMAは、糸球体濾過量(GFR)の鋭敏な指標です。1–4
  • SDMAの明らかな高値は、腎機能の低下を示唆します。1–4
  • SDMAの高値を精査することで、腎臓病や腎機能に影響を及ぼす疾患や状態の特定をサポートします。
  • 通常、GFRの低下が2次的なものであれば、治療への反応は良好です。
  • 獣医学的な介入をしない場合、動物は長期間、腎傷害のリスクに曝されます。

 

腎臓 は何を伝えていますか?

IDEXX SDMAで、腎臓にもっと耳を澄ませば…

見つかる


腎臓病を早期に発見*

慢性腎臓病 (CKD)
急性腎障害 (AKI)
腎盂腎炎
上部尿路閉塞
腎結石
糸球体腎炎
先天性腎疾患

見える


腎臓病以外でも腎臓への影響を反映*

甲状腺機能亢進症
ベクター媒介性疾患
全身性高血圧
心腎連関
下部尿路閉塞
敗血症
がん
腎毒性物質

見つかる


腎臓病を早期に発見*

慢性腎臓病 (CKD)
急性腎障害 (AKI)
腎盂腎炎
上部尿路閉塞
腎結石
糸球体腎炎
先天性腎疾患
 

見える


腎臓病以外でも腎臓への影響を反映*

甲状腺機能亢進症
ベクター媒介性疾患
全身性高血圧
心腎連関
下部尿路閉塞
敗血症
がん
腎毒性物質

  • SDMA*の高値はGFRの低下を示唆するため、腎臓病や腎機能に影響を及ぼす疾患や状態における腎機能の指標となります。
  • 通常の血液化学スクリーニング検査にSDMAを加えることで、腎機能の把握や腎臓病の治療、効果的なモニタリングをサポートし、結果として動物のQOL改善や寿命の延伸に繋がる可能性があります。

症例を見る

SDMAの高値は一般的であり、対処が必要です

健康診断を除いた100万頭以上の検査結果データにおいて、SDMAの高値は3番目に多い異常所見でした6

IDEXX SDMAを 血液化学検査(22項目)と全血球計算(CBC)に追加したとき、40–70%の症例で再検査が必要でした6

腎臓の異常は、術前検査で最もよく見られるため6 SDMAは緊急時や日常の術前検査に必要不可欠な検査項目です。

SDMAのわずかな高値は “腎生“ の転換期かもしれません

SDMAのわずかな高値が見られた後:

72% of patients with a single SDMA increase risk further impairments in GFR.

SDMAを3回以上測定し、初回の検査では基準範囲内であった犬 16,523頭と猫 16,454頭を対象に、回顧的分析を行いました。

48% of patients will have persistent increases in SDMA.

SDMAとクレアチニンは基準範囲内であったが、その後、これらの犬猫は2回連続でSDMAが高値となりました(測定間隔は14日以上12ヵ月以内)。

24% of patients with restored GFR risk another SDMA increase within 1 year.

GFR(SDMA 0–14 µg/dL)の回復は、治療や代償機構、軽度な腎機能障害からの復帰によるものであった可能性があります。

SDMAの高値が見つかるタイミング

症例

健康診断を除いた100万頭以上の検査結果データにおいて、SDMAの高値は3番目に多い異常所見でした。6 データを見る

甲状腺機能亢進症

SDMAは筋肉量の影響を受けないため、甲状腺機能亢進症の動物におては、クレアチニンやBUNよりも有用です。4,5 

ジークの症例

 

ベクター媒介性疾患

ダニ媒介性疾患の罹患動物では、CKDを発症するリスクが高いことが示されています。6  

健康診断

(特に高齢猫)

腎障害や腎機能低下の兆候は、身体検査やCBCからだけでは容易に判断できません。  

術前検査

(年齢に関わらず)

健康そうに見える動物でも、麻酔をかける前にSDMAの測定が勧められます。

 

健康診断

一度のSDMAの高値でも、追加検査やモニタリングが必要です。 ジミーの症例

SDMAは高値だが、その他のマーカーは正常である場合

IDEXX SDMA algorithm and IMM protocol
IDEXX SDMA プロトコル を使用した結果解釈
Overview of the International Renal Interest Society (IRIS) guidelines for Chronic Kidney Disease (CKD)
IRIS ガイドライン に基づくCKDのステージングと治療

SDMAの有用性は、学術研究によって支持されています。

クレアチニンよりも高感度1–4

SDMAは、犬において腎機能を鋭敏に反映する指標となります。クレアチニンは、腎機能が75%喪失するまで上昇しないのに対し、SDMAは早ければ腎機能が25%喪失した時点で上昇してきます。

腎外性因子に影響されにくい4,5

クレアチニンやBUNと異なり、SDMAはGFRを過大評価する可能性のある因子の影響を受けません。SDMAは腎機能に特異的であるため、体型や加齢、病状などの腎外性因子の影響を受けにくいマーカーです。

クレアチニンよりも高い信頼性1-5

筋肉量の低下した高齢猫では、SDMAはクレアチニンよりも正確です。4,5

猫では、クレアチニンよりも早くにSDMAが上昇します2

21頭のCKD罹患猫を対象にした回顧的縦断研究2では、SDMAは、クレアチニンよりも平均17ヵ月(1.5–48ヵ月)早く上昇したと報告されています。

犬では、クレアチニンよりも早くにSDMAが上昇します3

19頭のCKD罹患犬を対象にした回顧的縦断研究3では、SDMAは、クレアチニンよりも平均9.8ヵ月(2.2–27ヵ月)早く上昇したと報告されています。

2つの選択肢: IDEXX SDMAをルーチン検査に

院内でのSDMA検査は、血液化学検査器カタリスト専用のIDEXX SDMAを含む血液化学スクリーニング検査セットで実施できます。
検査センターでは、IDEXX SDMAを含む健診および疾患スクリーニング用の血液化学検査パネルを受託しています。

注:SDMAとは、対称性ジメチルアルギニンの略称です。

* これらの IDEXX SDMAに関する知見は、科学的なエビデンスに基づきます

引用文献

  1. Nabity MB, Lees GE, Boggess M, et al. Symmetric dimethylarginine assay validation, stability, and evaluation as a marker for early detection of chronic kidney disease in dogs. J Vet Intern Med. 2015;29(4):1036–1044.
  2. Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Jewell DE. Comparison of serum concentrations of symmetric dimethylarginine and creatinine as kidney function biomarkers in cats with chronic kidney disease. J Vet Intern Med. 2014;28(6):1676–1683.
  3. Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Almes K, Jewell DE. Serum concentrations of symmetric dimethylarginine and creatinine in dogs with naturally occurring chronic kidney disease. J Vet Intern Med. 2016;30(3):794–802.
  4. Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Yu S, Jewell DE. Comparison of serum concentrations of symmetric dimethylarginine and creatinine as kidney function biomarkers in healthy geriatric cats fed reduced protein foods enriched with fish oil, L-carnitine, and medium-chain triglycerides. Vet J. 2014;202(3):588–596.
  5. Hall JA, Yerramilli M, Obare E, Yerramilli M, Melendez LD, Jewell DE. Relationship between lean body mass and serum renal biomarkers in healthy dogs. J Vet Intern Med. 2015;29(3):808–814.
  6. Data on file at IDEXX Laboratories, Inc. Westbrook, Maine USA.
  7. International Renal Interest Society. 2015 IRIS CKD Staging Guidelines (modified 2019). www.iris-kidney.com/guidelines. Accessed April 4, 2019.